ベースの音色 (sound of an electrical bass)・・・・

Shadow Vinyasa Flow Yogaのレッスンを終え、新宿駅に向かって歩いていると、南口のタワーレコード方面から心地よいベースの音色が聞こえてきた。

その音に導かれる様に足を運ぶと、私と同世代と思われる男性が、エレクトリック・ベースをタッピングしていた。そのミュージシャンは、中テンポのオリジナルのインストラメンタルの曲を2曲弾き終えると休憩を取り始めた。今まで立ち止まって彼の演奏を聴いていた歩行者数名が、彼に立ち寄り、立ち話をしたり、CDを買い始めたりした。

私もそのミュージシャンの足下に置いてあるポスター、チラシ、CDなどに目をやりながら、彼の音楽歴について聞いてみた。どうも、ソロベース、ベース弾き語りといった独自のスタイルで、ストリートパフォーマンスや、全国ライブなどを「ANI-ZOO=兄蔵」という名前で展開しているらしい。そのベース歴は何と20年以上。小さい頃、Eddie Van Halenのタッピングを用いたソロ・テクニックに憧れ、ベースでその奏法をマスターしようとしたのが、きっかけらしい。

Van Halenと言えば、私も学生の頃、良くコピーをしていたアメリカン・ハード・ロック。そんな彼がジャンルを超え、シンプルでもどこか暖かい、心地よい音色を、新宿の夜空に響かせている。自分のレッスンでもこの音源を使ってみたくなり、CDを1枚購入した。いつか将来、レッスンを生演奏で出来たら素敵かもと、思いを巡らせながら、新宿を後にした。