柔軟性と筋力 (Physical Strength and Flexibility)・・・・

昨日のレッスンに3年前に研修でお世話になった先生(50代?)に来て頂きました。始めてのピラティス体験という事でしたが、日頃からテニスを通じて身体を意識して使われている様で、ご自身の身体に関する多くの気づきをされていて、教える側としても嬉しくなりました。

例えば、ショルダー・ブリッジをしながら、「私、左足の力が弱いのよね。どうしても右足で無理やり身体を支えている感じがする」とか、サービカル・カールをしながら、「何か胸の後ろの背骨が硬いのよね。どうしても首と肩の力で上体を持ち上げてしまうから、首が痛いわ」とか。

この「気づき」こそが、ピラティスでまず得たいことです。「身体の筋力がないから上手にできない」、「身体が硬いから思うように身体が動かない」と思ってあきらめてしまう人もいますが、この「気づき」こそがピラティスのスタートなのです。

「自分の身体はここがバランスが悪いみたいだから、エクササイズが出来る様にこうしてみよう」と、少しずつ身体を気にして、小さな努力を積み重ねる。初めは思うようにできなくて当たり前。やさしいパターンから始めて、少しずつ出来るようになれば、それはバランスがとれた身体に変わってきてる証拠。

身体が硬い人は柔らかく、筋力が無い人は体幹がしっかりしてくるので、出来ない人ほど、ピラティスはやってもらいたいです。