ピラティスで痩せる仕組み (getting fit with pilates)・・・・

「太る」ことの理屈を考えてみると、それを構成する要素は、「摂取エネルギー」、「活動代謝」と「基礎代謝」になります。

「摂取エネルギー」とは身体が生命を維持するために食べ物から取るエネルギー。「活動代謝」は身体を動かすことによって消費するエネルギー。「基礎代謝」はじっとしているときに、心臓や肺などの活動により消費するエネルギーで、活動代謝基礎代謝によって使われるエネルギーが「消費エネルギー」の合計となります。

この関係を式で示すと、下記の様になります:

「摂取エネルギー」 - (「活動代謝」+「基礎代謝」)= 余剰エネルギー

余剰エネルギーとは、摂取したのに消費されなかったエネルギーのことで、この量がゼロになっていればバランスが取れている状態。プラスになるとエネルギーが身体に蓄えられて、肥満の原因に。マイナスになると蓄積された脂肪などからエネルギーが消費されるので、減量につながります。

ここで注目して頂きたいのは、基礎代謝が消費エネルギー全体の7割を占めるということ。いくら頑張って運動をしても、筋肉を増やしたり、心肺機能を高めたりして基礎代謝をアップさせないと、中々痩せないと言えます。

いつもお薦めしている組み合わせとしては:

ピラティスのトレーニングを通じ、筋肉量を増やすと共に、意識の高い呼吸をする事で基礎代謝を増やす。
②なるべく歩く量を増やし、活動代謝を増やす。
③夜食べる炭水化物の量を出来るだけ少なくし、摂取エネルギーを減らす。

ピラティスのトレーニングで基礎代謝が増やせれば、全体のエネルギー量の7割に効いて来るはずです。頑張りましょう!