股関節のストレッチ パート① (梨状筋)・・・・

仙骨と大転子をつなげる筋肉で、梨状筋(りじょうきん)という筋肉が臀部にあります。股関節の動きが悪かったり、坐骨神経痛がある場合は、この筋肉が緊張して硬くなり、坐骨神経を圧迫刺激している事が考えられます。

梨状筋は片足立ちでのバランス保持をしたり、「歩く」時に大腿を外旋する為に使いますので、快適な日常を送るためにも、梨状筋のケアをしてあげる事は重要と言えます。

臀部の辺りが重いなとか、だるいなと感じる時は、早期にほぐしてあげましょう。

梨状筋のストレッチ方法は:

①マットに仰向けになり、右の臀部の梨状筋の脇にテニスボールを置く。

②息を吸いながら背筋を伸ばす

③息を吐きながら、右膝をマットの方に開き、臀部右側の張りが「痛いけど気持ち良い」と感じる位の態勢を呼吸を続けながら保持する

④張りがほぐれてきたなと思ったら、次に左脚も行なう

⑤張りが特に強かった方があれば、そちらをもう一度ストレッチする

筋肉は急激に引伸ばされる場面があると、切れないようにとの防衛反応から縮もうとしてしまいます(伸張性反射と言います)。

ストレッチをゆっくり呼吸を止めずに行なう理由は、ここにあります。

ぜひ、ゆったりとした気持ちで取り組んでみて下さい。