下半身の筋肉量 (muscle volume of the lower body)・・・・

筋肉量が減ると、身体の基礎代謝が減り、色々な弊害につながる事は、何度か書かせて頂いている通りです。筋肉のトレーニングをいうと、どうしても腹筋のイメージが先行してしまいますが、身体の筋肉は下半身の筋肉量が上半身の2倍以上。上半身の重さを支える、下半身の筋肉を全体的に鍛えあげる事が重要です。

10代、20代のころはスポーツをやったり、外出したりする機会も多いですが、特に30代、40代になると、家事、子育てや仕事に追われ、わざわざ運動する時間も意欲も減ってしまい、上半身の筋肉しか使わない生活になりがち。

下半身の筋肉は積極的に動かさない限り、上半身を支える役割が減り、下半身の筋肉は衰えてしまいます。肥満を解消する為にも、エクササイズで下半身の筋肉量を増やし、基礎代謝を上げる事が有効だと言えます。

その意味で、ピラティスの多くのエクササイズは、腹横筋、腸腰筋ハムストリングス大臀筋、ふくらはぎ(腓腹筋)、などの下半身の筋肉に効果的にアプローチする内容になっています。