アクティブ・レストのすすめ (let's rest actively)・・・・

人によって、見た目の頭の大きさはだいぶ違いますが、どんな人でも頭部の重量は体の体重の11分1のあります。少ない人で5kg、私の場合体重が68kgなので6kgあることになります。

通常ダンベルを使ったエクササイズで、男性が使用するウェイトの重さが3kg程度だということを考えると、その倍ある重さを首で支えるのはかなりの負担と言えます。更にこれに加え、両腕の重さは体重の8分の1と言われていますので、私の場合で考えると8.5kg、これに先ほどの頭部の重量を加えると15kg近くなります。

寝ている時以外、ずっとこの重みを首や肩で支えていることになります。女性の場合はこれに加え、バストの重さも加わりますので、肩凝りになるのは当たり前ではないでしょうか。肩凝りの原因は色々ありますが、いずれにしても肩周辺の筋肉の血液の流れが悪くなり、乳酸などの疲労物質が筋肉に溜まり、凝りや痛みになります。

私も酷い肩凝りに悩まされますが、肩凝りの解消はこまめに肩周辺のこわばった筋肉を動かして血行を良くし、疲労物質を取り除いてあげることにつきます。現代人の疲労を取るには、「のんびり、ゴロゴロ」する様な古典的な休養より、むしろ適度に体を動かす方が効果的です。空高く手を伸ばしたり、顔を上に向けて空を見上げたり、頭頂部を空高く伸ばしたりすることで、肩凝り改善は図れます。

私のレッスンに参加頂いている方々でも、約7割の方は肩凝り持ちです。レッスンに参加され、2〜3日は体が軽くなるらしいですが、4日目位からまた方が痛くなるとおっしゃる方が大半です。毎日を快適に過ごすには、肩の状態を常にチェックしながら、こまめに動かして血行を良くする意識を高めていくしかありません。

体が疲れたと言い出したら、「体を動かしてくれ!!」というサイン。ゴロゴロするのでは無く、今までより体を良く伸ばし、良く歩き、良く筋肉を刺激「アクティブ・レスト(Active Rest)」で元気を取り戻しましょう。