身体の可逆性 (retrogression of the body)・・・・

ある一定の期間、トレーニングをしたからと言って、そのままの状態がいつまでも続くわけではありません。怪我や病気をして寝込んだりした時はもちろんの事、トレーニングの頻度が少なかったり、強度が低すぎたりするだけで、運動で得た体力は急速に失われてしまいます。

完全に寝たままの状態でいた場合、週あたり約10%の率で体力は落ちていきます。極端な話し、2ヵ月半寝たきりになると、身体は全く動かせなくなってしまうという事です。つまり筋肉は使わなければ落ちてしまい、筋肉が減る事で身体の基礎代謝量は減り、太りやすい身体に戻ってしまいますので、注意が必要です。

私は10月上旬のベトナム出張以来、熱風邪を引いてしまった様で、身体が重く体調が優れなかったので、3週間程度トレーニング止めていました。結果どうなったかと言うと、身体弱い部分に不調が出てきて、股関節と左の腰に違和感を覚えるようになってしまいました。悪い事はこれに留まらず、基礎代謝量が下がったのか、体重も増えてしまいました。

本当はあまり公開はしたくは無いのですが、皆さんのご参考の為に説明すると、体重に変化が現れ始めたのが、トレーニングを中止して丁度3週間目から。出張から帰ってきたのが10月12日(日)、それ以降10月一杯調子が悪く、トレーニングと言えるほどの運動は一切やりませんでした。いつもと変わらない生活を送っていたので特に不健康な事はしませんですが、10月31日(金)を境に次のグラフの通り、体重はみるみる増えてしまいました、、、。

これはやばいと朝出かける前に5分間、夜寝る前に5分間、1日2回の5分間クイックピラティスを再開し、コアのスイッチをオンにして一日を過ごす事で、少しずつ体重もまた減り始めました。自分に取って体重はさほど問題では無いのですが、左の股関節と腰に出始めた違和感が痛みになってしまうのは、何が何でも避けたいと思っています。暫くの間心を入れ替えて、自分のピラティス練習にももう一度専念しようと思っています。