身体はユニットで(moving your body in units)・・・

今日はレッスンで、足をテーブルトップにする時に、大腿四頭筋に力が入りすぎて困るとの質問を受けました。特に男性は足を動かすときに、太股や股関節の前の筋肉に頼りすぎてしまう傾向が強いかもしれません。

身体を動かす時に、特定の部位に集中して辛さを感じる場合は、身体の他の部分がその動きに参加していないのかもしれません。特定の筋肉に頼りすぎて、力ずくで身体を動かしている様な、、、。

例えば右足をテーブルトップまで上げる場合、右足を上げよう上げようと思うと、大腿四頭筋に力が集中してしまうと思います。同じ動きをするのですが、今度はちょっと意識を変えて、左足でマットと踏み込む反対の力で、右足が上がるイメージでテーブルトップを作ってみて下さい。多分1回目の動きと比べて、身体の努力は分散され、楽になると思います。

ピラティスの動きの中で、身体の一部分に辛さを感じた場合は、試行錯誤でいいですから、その動きと反対方向の手や足腰の動きを意識してみてください。エクササイズ中でも日常生活でも、反発する力を上手く利用して、身体を一つのユニットとして使えるようになると、腰、股関節や背中のストレスが少なく感じるられる様になると思います。

私もそうですが、マットピラティスで一つ一つのエクササイズの動きに夢中になりすぎると、ついつい忘れてしまうんですよね、、。