身体は動かして治す (healing by moving)・・・・

年末年始に左側の股関節を痛めて以来、それを庇って生活をしていたら、身体の他のパーツにも色々な弊害が出てきてしまいました。左足や腰に過保護になる事で、気がついたら身体の自然体な状態が維持できなくなっていました。

身体全体が力んでしまい、力が抜けない為、全身がどんどん硬直化していくのが良く分かりました。身体が硬くなると、各パーツの稼動域もどんどん狭くなってしまい、身体を動かす際に使っている筋肉の種類も激減してしまう。

筋力も落ち、身体の体幹の軸がブレる様になってしまうと、身体の悪い癖や歪みが出やすくなってしまい、益々身体を動かさなくなる。私の場合は結局持病の腰痛が出てきてしまったので、今は心を入れ替えて、身体のリセットを一生懸命図っている所です。

今回のこの体験について、今週かかりつけの整体の先生と意見交換をしました。二人の結論として再確認出来たのは、次のポイントです:

身体が不調の場合、良くするには:

①痛みがあっても、違和感の無い範囲で身体は極力動かす
②身体を動かす時は、量を求めるのではなく、ゆっくりを質を求める
③極力多様な動きを取り入れ、全身の筋肉を刺激する
④質の高い、深い呼吸をする。

人間はもともと日常生活の中で、多様な動きをしていた動物。朝日が昇ったら起きてゴソゴソ動き回り、お腹が空いたら狩りに出て走り回り、日が沈んだら寝る。現代人の身体に不調が出るのは、身体を動かさない時間があまりにも多い弊害だと思います。会社のデスクで一日中パソコン向かって静止状態。この生活パターンが変えられれば、肩こりや腰痛から絶対に開放される。そんな気がします。