強さではなく、柔らかさ (softness, not power)

昨夜行われたサッカーの2010年ワールドカップアジア最終予選。レフリーが完全にウズベキスタンびいきだった中、日本は1-0で勝ち、4大会連続で本大会出場と快挙を遂げましたね!!

長男が中村俊輔の大ファンで、先週末はベルギーの対戦したKirin Cupを見に行きました。先週の俊輔選手といえば、太腿の痛みを抱えながら、身体の状態の調整中で無理をしない様にしていました。

体の良いパフォーマンスを引き出すには、身体をほぐして弛ますことが最も重要で、俊輔選手も身体のSelf Conditioningにはじっくり時間をかけ、取り組んでいると聞きました。

プロ選手であれ、身体が固まった状態でキツイトレーニングを積んでも、バランスは悪くなる一方。フォーム的には何も問題無くても、身体を内観し何か違和感を感じれば、身体をほぐす。身体を揺らしながら、その振動が背骨全体に伝わるまでほぐす。長い選手生命を送るにはこの考え方がとれも重要らしいです。

サッカー以外でも、イチロー選手、テニスのフェデラー選手、杉山愛選手、短距離のウサイン・ボルト選手、昔の名選手で言えば、カール・ルイスマイケル・ジョンソンも、強い大きな筋肉を作るより、いかに身体の無駄な力を抜くかを優先していたとの事。スローモーションの映像を見ると、確かにこれらの選手は口元や舌まで緩んでいる感じがしますよね。

身体のトレーニングのトレンドは間違いなく「強さ」から「柔らかさ」に向かってます。我々も間違った知識は捨て、身体の「柔らかさ」を大切にして行きたいですね。