ピラティスがスキーにもたらすもの(Pilates & Ski)・・・・

2007-2008 Winterシーズン最後のスキーをしながら、ピラティスがスキーにもたらす効果を体感してみました。

スキーの上達に重要なのが、【Tension & Relax】。体の力の入れ方と抜き方を覚える事で、スキーの操り方を習得し、そのリズムが滑りの速さや美しさを生み出す。他のスポーツでも同じ事が言えると思うが、闇雲に力んでいるだけでは、身体の力を効率的に使うことはできず、上達は見込めないのではないでしょうか。


我々が学生であった20年前とは違って、今のカービングスキーではエッジの操作が非常に大切。トップとテールのエッジがとても効きやすいカービングスキーでは、自分のスキーの滑走面と雪面がどのような関係になっているか、常に把握出来る様、足裏の感覚を敏感にする必要があるのでは、、、。

日頃からピラティスをやっていると、股関節にスペースが出来るからか、スキー操作の安定性が増すと思う。ターン前半部では足裏から股関節にかけての伸びと神経の繋がりが感じられ、自分のスキーのズレを調整するエッジコントロール=スピードコントロールがしやすくなるろ思います。

ターン後半部では、踏み込み時の股関節のつまりが無く、スペースを感じながら滑れるため、雪面の変化に対応する余裕が生まれ、安定感が増す。ピラティスは【考えるエクササイズ】と言われますが、『今、どこの筋肉をどの様に動かしているか』を意識して運動をすると、効果が全くと言っていいほど異なってきます。

足裏の感覚を大事にする事が、日々の生活の質向上にどれだけ役に立つか、スキーを通じて学んだ気がします。