呼吸を意識化に (oxygen intake)・・・・

生命活動を支える原動力は「呼吸」と「循環=血液の流れ」と言われています。身体は、呼吸によって体内に酸素を取り込み、血液の循環によってその酸素を60兆個ある細胞に運びます。通常、無意識で呼吸を行っている状態では、身体は酸素不足になってしまい、全細胞も活性を低下させてしまいます。

聞くところによると、ピラティスやヨガの様に、呼吸を自分の意識化に置くエクササイズでは、身体の酸素化が強化され、細胞レベルで身体が活性し、その結果老化も減速するらしいです。という事は、ピラティスで身につけた呼吸法を日々の生活に取り入れる事で、免疫力を高め、病気になりにくい体質を手に入れる事が可能です。

また、丹田を中心とした下腹部に力を入れた状態で深い呼吸をする事で、上は横隔膜、下は骨盤底筋群によって胃腸が挟み込まれ、そのマッサージ効果により滞留した血液を再循環され、身体全体の血流も良くなります。

毎日のちょっとした空き時間に、呼吸を自分の意識化に置き、身体を労わってあげる様にしましょう。

①お尻の穴を閉めながら、おヘソを背中のほうに引き付ける様に
 下腹部に力を入れます(キツイジーパンを履く時の様なイメージ)。
②肩の力を抜き、鼻からゆっくりしたペースで、肺と肋骨が横に大きく
 広がるように、空気を胸一杯に吸い込みます。
③お腹を更に凹ませ、上に引き上げながら(In and Up)、
 体内の全ての息をゆっくり口から吐き出します。

この様な意識をした呼吸は始めは辛いかもしれません。辛い方は、呼吸に必要な筋肉が退化しているからかもしれません。毎日少しずつ続ける事で、慣れてきますので、頑張って続けてみましょう。