ハードな運動は、逆に老化を早めてしまう                      (not all sports are good for you)・・・・

今月の「月間フィットネス・ジャーナル」にこの様な記事がありました。

内容を読んでみると、運動をする事で老化をコントロール出来るのは本当ではあるが、運動は正しくやらないと、老化を早めてしまうリスク・ファクターもあるという事が書いてあります。

老化を防ぐ長寿遺伝子を活性化するための運動は、ハードである必要な無く、ウォーキングや軽いスロー・フィットネス程度の運動を定期的に続けるのが理想だと、アンチエージングの権威として有名な順天堂大学大学院 医学研究化の白澤卓二先生がコメントされています。

汗を沢山かいて、スポーツで完全燃焼しないと気が済まない人は、運動の落とし穴に注意する必要があるようです:

◆落とし穴① 筋肉へのダメージ◆

筋肉を損傷させてしまう様な過度な運動を行うと、身体が新しい筋肉細胞をつくれなくなってしまい、かえって筋肉が減少してしまう事があるらしい。筋肉は何歳になっても大きく出来ると信じて、若い頃と同様の激しい筋肉トレーニングを中年期以降にやると、慢性的に筋肉疲労が身体に残ってしまい、身体の老化を早めてしまうらしいです。身体を健康にするには、軽い運動で充分だという事を認識しましょう。

◆落とし穴② 関節へのダメージ◆

激しく衝撃の多い運動は、関節のクッションの役目をしている軟骨細胞を磨耗させる危険があるとの事。この軟骨細胞は、骨や筋肉の細胞と違って、一旦すり減ってしまうと二度と増やす事ができず、関節に重大なダメージを与えてしまうそうです。関節がダメになってしまえば、運動どころか日常生活にも支障をきたしてしまいます。社会人になってからも、関節が壊れるような激しい運動を続けられている方は、一度ライフスタイルの見直しが必要かもしれません。