無理せず、ええ加減でOK (leaving half way)・・・・

ずっと楽しみにしていた、デューク更家先生のウォーキングレッスンに昨夜行ってきました。

ピラティスやヨガやヨガマットさえあれば、いつでもどこでも、比較的に手軽に出来る運動です。そのピラティスやヨガより更に身近な運動と言えば、ウォーキングしかありません。ウォーキングの質を高める事が出来れば、絶対身体に良いはずと思っていたので、どの様なレッスンをやられるのか、興味津々。

レッスンはいきなり関西弁のオヤジギャグで始まったので、どんな内容になるのか心配でしたら、デューク先生の凄い所は、通常小難しいを思われる運動生理学の内容を、楽しく、分かりやすく、誰にでも出来るように、アレンジされている所。

気功、ヨガ、ピラティス、整体、呼吸法などの要素を、ウォーキングに取り入れオリジナルのスタイルを生み出されているので、ピラティスとの共通点もかなりありました。

まず共感できたのは、「大切なのは、どれだけ歩くかの量や時間ではなく、どう歩くかの質だ」という事。健康を考えるなら、身体に意識を向け、関心をもち、質を問うていかなければならない。日常の中の普段の身体の動きや歩きをいかに大切に出来るか。ここが出発点だと私も思。この意識さえ持てれば、人生最後まで自分の足で歩ききることがきっと出来ると。これこそ、人生の最大の喜びになるのではないでしょうか。

その質を確保する為に、デューク先生が意識すべきと強調されたポイントは次の4点:

①「仙骨を立てること」。この点については表現は違うものの、以前に書かせて頂いた内容と同じです。

http://d.hatena.ne.jp/pilates_master/20080820/p1

②「胸郭横隔膜呼吸をすること」。まずはお腹に力を入れながら、息を吐ききる。吸うときには肋骨が開きながら、横隔膜が下がる意識。呼吸の仕方についてはもっと意識を向けるべきです。

http://d.hatena.ne.jp/pilates_master/20080909/p1

③「身体にすき間を作ること」。関節や骨と骨の間のすき間に留まらず、肺や心臓や内臓などにもすき間を作るイメージを大事にし、「気・血・水」の流れを良くする。

http://d.hatena.ne.jp/pilates_master/20080417/1208419894

④「インナーマッスルを意識して、身体を動かすこと」。インナーマッスルがしなやかになれば、身体の骨格も自然と矯正され、身体のバランスが整ってくる。

http://d.hatena.ne.jp/pilates_master/20080528/p1

これらを守りながら、あとはいつでも、どこでも、無理せず、ええ加減に出来る運動やウォーキングを、気づいたとき/気が向いた時に小まめにやる。

この大原則はウォーキングでも、ピラティスでも全く一緒だと思います。

ピラティスをやって、帰りはデューク・ウォークで颯爽に歩けば、これ以上インナーマッスルを刺激する方法は無いかもしれませんね。