ピラティス用お薦めBGM-その④

週末にタワーレコードをぶらついていたら、「Aerial Boundaries」と言うジャケットに目がまった。ジャケットの写真は、雰囲気のある早朝の山頂から撮影した雲海で、「大気の境界線」とでも訳すんだろうか、、、。雲が発生する対流圏と、水蒸気が無く雲が発生しない、青空の成層圏の境界線を捕らえたもの。

手にとってみると、そのCDはMichael Hedgesのものでした。Micheal Hedgesは1997年に自動車事故で亡くなってしまったギターリストと聞いているが、高度なフィンガ ー・テクニックを駆使したアコースティック・ギターによるインストロメンタル作品で、注目を集めていたギターリストらしい。

調べてみると、彼は1953年12月31日オクラホマ州イーニッド生まれ。幼少の頃は、ピアノ、チェロ、クラリネット、中学の頃はエレキを弾くようになり、ロック・バンドロックバンドを続ける一方でピアノを練習したという。高校ではフルートも始めると共に当事のシンガー・ソング・ライターに刺激を受け、アコ ースティック・ギターに夢中になったとか。

大学ではフルート、作曲と音響学、サマーキャンプではクラッシク・ギターにを学んだ。いずれ音楽学校で作曲、現代音楽を学びながら、夜はバーでのロック演奏という日々を過ごしたらしい。1980年にはスタンフォード大学に入学して本格的にコンピュータ・ミュージックの勉強を開始し、ギターと電子音楽の両方を勉強した。クラッシックも現代音楽も色々な角度から真剣に勉強したMichael Hedges。その知識をギターのフレットの上で存分に発揮する事で、彼の独特な奏法は確立され、1981年にWyndham Hill Recordsからデビューを果たした。

今回買ってみたCDは、1984年に発売された彼の2枚目のアルバム。Michael Hedgesの傑作として一番に挙げられるアルバムらしい。家までの帰り道、車でCDをかけて首都高を走った。その音は、時にスケールが大ききさや広がりを、時にはほんわかと温かみをを作り出していた。柳の木の様に、身体の芯を感じながら、身体をしなやかに大地の空気と一体にするには、イメージの合う音源です。

Aerial Boundaries

Aerial Boundaries